単純疱疹(HSVウイルスによるヘルペス)

単純疱疹は、別名「単純ヘルペス(HSV)」ともいいます。これは、単純ヘルペスウイルスの感染によって引き起こされる病気です。

単純ヘルペスウイルスには、「単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)」と単純ヘルペスウイルス2型(HSV-2)」があり、発症部位によって種類が異なります。

以前は多くの人が思春期頃までに家族や周りの人との接触によってヘルペスウイルスに感染しており、抗体を持っていましたが、近年の核家族化や衛生状態の改善などの要因により、初感染の年齢が高くなっています。成人のHSVの抗体を持っているのは、全体の約45%とされています。

単純疱疹の症状

単純疱疹は、単純ヘルペスウイルスが皮膚・粘膜に接触して感染することで発症します。症状は、小水疱や赤みを伴う腫れの他、リンパ節の腫れや排尿障害など多岐にわたります。

顔面ヘルペス、臀部ヘルペス、性器ヘルペス、角膜ヘルペス、カポジ水痘様発疹症、ヘルペス性脳炎などがあり、全身に発症する可能性があります。

感染と発症のタイミング

ヘルペスウイルスに感染すると、通常3~7日の潜伏期間を経て発症します。体力の低下やストレス、風邪などの影響で免疫力が低下したときに発症し、唇の周りや鼻の穴の周りなどに小さな水疱が集まり、1週間程度でかさぶたが張ります。

単純ヘルペスウイルスは感染力が非常に強く、直接だけではなく間接的にも感染することがあり、患部に触れた手で他の部位を触った場合、その部位も3~7日後に発症します。

さらに、くしゃみや咳などによる飛沫感染もします。特に、HSV-1はキスなどによる濃厚な接触で唾液から感染したり、ウイルスに汚染された手指や食器、タオルなどからも感染したりします。水疱やびらんなど病変部に触れることでも感染するため注意が必要です。

HSV-2は性行為で感染することが多く、性の乱れやコンドームの不使用などの要因により、成人になってから感染する人が増加しています。なお、HSV-1に感染している状態でHSV-2に感染しても症状が現れないことが多く、現れたとしても軽症で済むことが多くあります。

単純疱疹は再発しやすいヘルペスです

単純ヘルペスウイルスに初めて感染すると、ウイルスが知覚神経節の神経細胞の核と呼ばれる内部に遺伝子の形態で潜伏し、再発をくり返すようになります。

再発時の症状は初感染時よりも軽いことが多いですが、再発によって生活の質が低下することが問題となります。

1型(HSV-1)は顔の中でも口や唇に再発しやすく、2型(HSV-2)は下半身の中でも性器に再発しやすいという特徴があります。しかし、実際には性器ヘルペスの初感染の約70%がHSV-1によるものとされています。この場合は、再発することは稀です。

似た病気に帯状疱疹がありますが、帯状疱疹の一生を通しての再発率が1%程度であるのに対し、単純疱疹は1年で20%と非常に高くなっています。

単純ヘルペスウイルス1型

単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)は、顔や眼、口腔など上半身に感染するウイルスで、口唇ヘルペス、ヘルペス性歯肉口内炎、カポジ水痘様発疹症の原因となります。HSV-1の50歳未満の感染者は、世界で約37億人(67%)とされています。

口唇ヘルペス

口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスに感染することで起こります。口の周りに痛みを伴う赤い腫れと小さな水ぶくれができることが特徴です。

キスなど直接的な接触の他、ヘルペスウイルスに汚染されたタオルや食器に触れることによっても感染するため、家族に口唇ヘルペスの患者がいると感染が拡がりやすいといわれています。

再発や再感染をくり返すため、大人の口唇ヘルペスのほとんどは再発したものといわれています。再発の頻度は年に1~2回と比較的多いです。

関連: 唇や口にできたヘルペス(口唇ヘルペス)

ヘルペス性歯肉口内炎

ヘルペス性歯肉口内炎は、ヘルペスウイルスが口内に感染することで起こります。ウイルスにはじめて感染する際になりやすく、生後6カ月~3歳くらいの乳幼児にかかりやすい病気とされています(症状がなく不顕性感染になることもあります)

口内炎が多発して歯茎が赤く腫れ、口の周りに水疱が現れることもあります。かなりの高熱が2~5日程度続き、口や喉の痛みは5~7日続きます。ヘルペス性歯肉口内炎自体は7~14日続きます。

痛みが強く、満足に食事や水分が摂れずに脱水症状になったり、歯磨きをすると粘膜から出血たりと、生活の質を大きく下げてしまいます。

感染時には、できるだけ粘膜への刺激が少ない水分を意識的に摂ることが大切です。

関連: 子供もヘルペスに感染する?子供のヘルペスを解説

カポジ水痘様発疹症

単純ヘルペスウイルスの他、コクサッキーウイルスやワクチニアウイルスによって起こる感染症です。原因となるのは、湿疹や火傷、ダリエ病などですが、多くはアトピー性皮膚炎による湿疹に単純疱疹が合併することで起こるものです。

発疹は、通常のヘルペスと同じような形状(中央に凹みがある小さな水ぶくれ)ですが、大型のものが多数発生し、拡大する傾向が強いという特徴があります。さらに、ただれやすいため、すぐに痛みが起きたり、リンパ節が腫れたり発熱することもあるのです。

薬剤によって皮膚症状は比較的速やかに改善へと向かいますが、再発を抑える方法は確立されていません。基礎疾患であるアトピー性皮膚炎の症状をコントロールし、免疫力を低下させないよう体力を養うなど、一般的な単純ヘルペスと同じように注意することが大切です。

角膜ヘルペス

角膜ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスが角膜に感染することで発症する病気です。

眼の充血と目やにが主症状で、少しずつ眼の痛みとまぶしさが強くなっていきます。視力の低下が起こり、最悪の場合は失明することもあります。

角膜ヘルペスは、ヘルペスウイルスの感染部位に触れた手で目をこするなどして感染します。なお、新生児の目の充血の原因には、角膜ヘルペスの他に新生児涙嚢炎や鼻涙管閉塞症などがあります。

単純ヘルペスウイルス2型(性器ヘルペス)

単純ヘルペスウイルス2型(HSV-2)は、お尻や性器など下半身に感染し、臀部や性器にヘルペスを起こします。15歳~49歳の感染者は、世界で4億1700万人といわれています。

性器ヘルペスは、HSVに感染している人との性行為によって感染する性感染症の一種です。感染後4~10日の潜伏期間を経て発症します。症状は、感染部位の急なかゆみと小さな水疱が多数現れて集まることから始まり、水疱が破れてびらんや潰瘍を作ります。

女性の場合は外陰部や膣の入り口、お尻にできやすく、男性はペニスの先端や包皮、陰茎体部、お尻に多く発症します。

無治療の場合は、治癒に約3週間かかり、薬物を使用すると1週間程度で治癒が見込めます。

関連: 性器にできたヘルペスは性病?性器ヘルペスの症状と治療方法

単純疱疹(単純ヘルペス)の薬

単純ヘルペスの治療の基本は、抗ヘルペスウイルス内服薬による薬物療法です。

帯状疱疹の場合よりも少ない用量の使用で効果が現れ、早い段階で治療を開始することで、より高い効果が期待できます。できれば水ぶくれができてから48時間以内に治療を開始することが望ましいのですが、神経節に潜伏しているウイルスまでは退治できないため、現在のところ薬を使ったとしても完治はできません。

単純ヘルペスの治療では、抗ヘルペスウイルス内服薬・外用薬を使用します。

抗ヘルペスウイルス薬(内服薬)

抗ヘルペスウイルス薬には、ゾビラックス200mg、バルトレックス500mg、ビロビル250mg(ファムビルジェネリック)、セントレックス500mg(バルトレックスジェネリック)などがあり、単純疱疹と帯状疱疹を含み、多様なヘルペスにも対応できます。

また、急性型など強い症状が現れている場合には、抗ヘルペスウイルス薬の静脈注射を検討します。

なお、年6回以上も再発する場合には、ウイルスの増殖を抑えて症状が現れる前に対処する「再発抑制療法」が検討されます。これは、バルトレックス(成分名:バラシクロビル)を1日1錠、連日内服します。保険適用であるため、少ない負担で受けられるのがメリットです。

飲み方

単純疱疹の場合 帯状疱疹の場合
ビロビル250mg

(ファムビルジェネリック)

1回1錠を1日3回 1回2錠を1日3回
セントレックス500mg

(バルトレックスジェネリック)

1回1錠を1日2回 1回2錠を1日1回
ゾビラックス200mg 1回1錠を1日5回 1回4錠を1日5回
バルトレックス500mg 1回1錠を1日2回 1回2錠を1日3回

ヘルペスの塗り薬(外用薬)

軽症の場合は、アシクロビルやビダラビンなどの成分を含む外用薬や軟膏を処方されることがありますが、抗ウイルス外用薬の使用は耐性ウイルスの出現リスクを高めるとアメリカのFDAが警告しています。

薬の価格・購入方法

ヘルペスの薬の価格は下記の表で確認できます。

数量 / 価格 単価 購入
ビロビル250mg

(ファムビルジェネリック)

7箱セット

¥12,713

1箱あたり

¥1,816

(1錠/¥302)

カートに入れる
セントレックス500mg

(バルトレックスジェネリック)

3シートセット

¥6,666

1シートあたり

¥2,222

(1錠/¥222)

カートに入れる
ゾビラックス200mg 1箱

¥3,480

1箱あたり

¥3,480

(1錠/¥139)

カートに入れる
バルトレックス500mg 3箱セット

¥9,558

1箱あたり

¥3,186

(1錠/¥318)

カートに入れる

ヘルペス治療薬であるゾビラックスやビロビルは通常、病院で診察を受けて医師から処方箋を出してもらうことで購入が可能になりますが、近年では海外通販(個人輸入)でも購入可能となりました。


個人輸入とは、海外の商品を自分で直接購入することです。個人輸入代行サイトを使うと、国内の通販サイトを使うのと全く同じ感覚で個人輸入をすることが可能になります。

個人輸入代行サイトとは必要な面倒な手続き、翻訳作業などをお客様に代わって行う個人輸入代行サービスのサイトです。 購入に語学力の必要性はなく、翻訳作業をすることなく個人輸入を行うことが可能です。

商品の購入は24時間受け付けており、注文が入り次第シンガポールから直接購入者に発送されます。

 

参考リンク:

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