病院でヘルペスを治療するには

ヘルペスウイルスによる感染症は、病院で治療を受けられます。治療では、ヘルペスウイルスに対して効果が期待できる薬を使用します。また、痛みを伴う場合は、痛みを緩和させる処置も受けられるので、QOL(生活の質)を高めることができます。症状が現れていない場合でも診察可能であるため、気になる場合は病院を受診することが推奨されます。

ヘルペスは何科で受診するべき?

口唇ヘルペスなどの単純疱疹や帯状疱疹は皮膚科や内科で治療を受けられます。また、単純ヘルペスウイルス2型による性器やお尻などに起こる性器ヘルペスは、性病科や泌尿器科、婦人科などでも治療を受けられます。

帯状疱疹の強い痛みの症状尾に対してはペインクリニック科で痛みを抑える神経ブロックなどの治療を受けることができます。早い段階で神経ブロックを受けると、帯状疱疹後神経痛のリスクも低下します。

 

ヘルペスの種類 受診できる科
口唇ヘルペスなど

(単純ヘルペスウイルス1型)

皮膚科・内科
性器ヘルペス

(単純ヘルペスウイルス2型)

性病科・泌尿器科・婦人科
帯状疱疹 皮膚科・内科・ペインクリニック科(痛みの緩和)

病院でのヘルペスの検査

ヘルペスは、症状のみで診断が可能ですが、場合によっては帯状疱疹や毛嚢炎などと鑑別することになります。その場合、ウイルス分離法やウイルス抗原検出法、ウイルス核酸検出法、細胞診(ウイルス性巨細胞を調べる)などを行います。

症状がある場合

症状が現れているのであれば、抗原検査でヘルペスウイルスの有無を調べることが可能です。綿棒で患部を擦って採取した分泌液にヘルペスウイルスが含まれているかどうかを検査します。

検査は15分程度で、当日に検査結果を医師と一緒に確認できるクリニックもあるので、すぐに結果を知りたい方におすすめです。検査費用は8,000円前後です。

症状がない場合

症状が現れておらず、ヘルペスにかかっているかどうかわからない場合は、抗体検査でヘルペスウイルスの有無を調べることが可能です。

この場合は血液検査になるため採血が必要とし、検査結果は通常一週間後となります。検査費用はこちらも8,000円前後です。

病院でのヘルペスの治療

病院でのヘルペス治療では、主に抗ヘルペスウイルス内服薬を使用します。日本では、アシクロビルやバラシクロビル、ファムシクロビルの抗ヘルペスウイルス内服薬が使用されています。

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これらは、ヘルペスウイルスの増殖を抑えることができますが、神経節に潜伏しているウイルスには効果が期待できないため、身体の中のヘルペスウイルスを根絶するものではありません。

抗ヘルペスウイルス内服薬を単純ヘルペスの場合は5日間、帯状疱疹では7日間続けても改善がみられなかったり悪化したりする場合は、別の治療に変更する必要があります。

また、免疫不全者が発症した場合や重症例、非常に強い疼痛を伴う帯状疱疹、合併症を伴う場合には、入院してアシクロビルの抗ヘルペスウイルス薬の点滴静注を検討します。

まとめ

通常、ヘルペスは症状のみで診断が可能のため、病院で受診する当日にヘルペスの治療を受けることができます。

病院でのヘルペスの治療法は主に薬物療法が行われており、バラシクロビルやアシクロビルなどの成分を含む抗ウイルス内服薬が使われています。

抗ヘルペスウイルス内服薬を使用しても、神経節に潜伏しているウイルスまでは退治できないため、何度でも再発する恐れがあります。年に6回以上の再発がある場合は、再発抑制療法を受けることをおすすめします。

病院では内服薬の処方だけではなく、ヘルペスによるQOLの低下をできるだけ防ぐために、医師による適切な指導、処置及び再発対策など、日常生活でのアドバイスを行っています。

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