ヘルペスの原因と感染経路を詳しく解説します

ヘルペス(herpes)は「疱疹」という意味があります。ヘルペスウイルスによって引き起こされる急性炎症性皮膚疾患で、小水疱(小さな水ぶくれ)が集合したものができることが特徴です。非常に高い感染力を持ち、皮膚に直接接触するなどして感染します。ヘルペス感染者との接触の他、タオルや食器の共用によってもヘルペスウイルスが伝染することがあるため、家族や夫婦間で感染することが多いです。

ヘルペスに感染する原因

ヘルペスウイルスは基本的に接触によって伝染していきますが、うつるのは単純疱疹(単純ヘルペス)で、帯状疱疹(帯状ヘルペス)がはうつることはありません。

また、ヘルペスウイルスは体力や免疫力が低下したときに発症・再発するので、このような要因に注意することで発症や重症化のリスクを下げることができます。

単純ヘルペスウイルス1型に感染する原因

単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)は、単純疱疹の原因となるウイルスです。顔面や目、唇など上半身に感染し、口唇ヘルペスなどを引き起こします。単純ヘルペスウイルス1型を持つ人との接触や、ウイルスに汚染されたものに触れることで感染します。

関連:ヘルペスウイルスの感染による単純疱疹(hsv)

キスによる感染

単純ヘルペスウイルスの感染者は、キスによってウイルスを相手に伝染させてしまう可能性があります。また、単純ヘルペスウイルスは、パートナー同士や親から赤ちゃんへの感染が多くあります。

新生児がヘルペスを発症すると、ウイルスが血液を通じて全身の臓器へと広がり、哺乳力の低下や活動性の低下、重篤な症状として肝機能障害や呼吸障害を起こすこともあるため注意が必要です。

日用品の共用による感染

単純ヘルペスウイルスの感染者が使用したタオルやコップなどを共用すると、ヘルペスを伝染させてしまう場合があります。

飛沫による感染

基本的に単純ヘルペスの感染経路は接触によるものですが、水ぶくれができている段階では感染力が強くなっているため、咳やくしゃみなどによる飛沫感染をする可能性があります。

 

自分の患部に触れることによる感染

患部に触れた手で身体の他の部位に触れると、そこにもヘルペスができる場合があります。

性器ヘルペスは主に単純ヘルペスウイルス2型によって引き起こされますが、口唇ヘルペスなどの単純ヘルペスウイルス1型が付着した手で性器に触れた場合でも感染することがあります。

単純ヘルペスウイルス2型に感染する原因

単純ヘルペスウイルス2型(HSV-2)は、下半身の中でも主に性器やお尻に感染し、性器ヘルペスを引き起こします。

感染経路は主に性行為で、性器にできているヘルペスに相手の性器が触れることで伝染する可能性があります。また、オーラルセックスでも伝染することがあります。

関連: 単純疱疹(HSVウイルスによるヘルペス)

帯状疱疹ウイルスに感染する原因

帯状疱疹は、体内に潜伏していた水ぼうそうのウイルスが再活性化することで発症します。

水ぼうそうになった際にウイルスが体内(主に神経細胞)に潜伏し、過労や睡眠不足、ストレスなどで体力や免疫力が低下したときに再活性化します。そして、神経の流れに沿って帯状の水疱を作ります。

なお、帯状疱疹に触れることで、帯状疱疹が伝染することはないとされています。

関連: 強い痛みを伴うヘルペス(帯状疱疹)

ヘルペスが発症・再発する原因

単純疱疹(単純ヘルペス)も帯状疱疹も、体力や免疫力が低下したときに発症・再発します。

子供の頃に単純ヘルペスウイルスに感染した場合、無症状のケースがあります。この場合、感染に気づかずに過ごし、大人になってから体力や免疫力が低下したときに発症します

免疫力を低下させる要因は次のとおりです。

  • 疲れ
  • ストレス
  • 風邪
  • 紫外線

 

免疫力低下の対処と予防法: ヘルペスを治すには?治療法を詳しく解説します。

まとめ

ヘルペスは、主に接触感染しますが、ヘルペス感染者が使用したタオルやコップなどを共用することでも感染する可能性があります。また、口唇ヘルペスの感染者が赤ちゃんにキスをすることで伝染させてしまうこともあるので注意が必要です。

ヘルペスウイルスは、体力や免疫力の低下、強い紫外線を浴びるなどの要因で活性化するので、栄養バランスのとれた食事や適度な運動などを習慣づけ、外出時には紫外線対策をしましょう。

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